今朝、東京にいる姉からめずらしく電話がありました。
「まーちゃんは、今朝、死にました」といわれて
やはり死んでしまったんだな・・と、病気だったから、楽になれて
よかったと思いつつ、友人宅に泊っていたので、早々と家に帰りました。
橋の上を歩いていたら、雨がざんざん降ってきて、それと自分の涙で
顔はぐちゃぐちゃ。
帰宅後、母に電話をしてみると
早朝、猫は死に、午後はペット専用の場所で火葬してきて
骨はピアノの上にあるよ、と言っていました。
昨日、電話した時に、わたしの電話にしきりに、にゃーにゃー言ってくれていた
そうで、たぶん、お別れを言ってくれてたのだと思うし、
昨晩は、1時くらいまで猫をみて、母はお布団に入ったそうなのだけど
すーっと猫のことは忘れて寝てしまったそう。すると
起きてきて、母の足元にうずくまって寝ていたそうなんです。
最後にたぶん、母のぬくもりを感じたくて、寝床からよろよろ歩いて母にぴったりと
寄り添ったかと思うと、5時に一度、吐いて、6時に父が様子をみにくると
じーっと父の顔を見つめていたらしく
それから数分後、ひどく吐いて、そのままピタッと息絶えてしまったそう。
いつか生き物は死ぬってわかっていて
すでに骨になってピアノの上に乗っているまーちゃんのことを考えると
死んで悲しいという感情でなく
可能なら、もう一度、抱きしめて、「ありがとう」って言いたい。
火葬する前に、綺麗に箱に紙を張り、庭にさいたチューリップを切り
綺麗に飾ってあげたそうなんだけど、わたしが母にプレゼントしたチューリップの球根
が花咲いた、それを切って、箱にいれてあげたから、といわれて
電話でつい、ぼろぼろと泣いてしまいました。
最近のペット専用火葬場も人間同様、焼く前にきちんと体を並べて、お花も
飾ってくれて、布を飼い主がかけて、それから火葬が始まるそうなのだけど
最後に、なにか、言葉をかけてあげてくださいね、といわれて
父も母も「まーちゃん、ありがとう」と、これしか言葉がでなかったとのことでした。
骨は袋にいれてもらって、お部屋に1週間くらいおいたらね、庭に埋めてお花を
植えて、まーちゃんは土にもどします。といわれて、
子供のころから、文鳥が死んだときも、小さな箱にいれて、まわりを庭の花を切って
飾って埋めていたことを思い出しました。
この猫は、家が好きで、13年前に、建て替えをしたとき、別の家に仮住まいして
いた時は、毎日、そのアパートから家に通っていて、気がつくと、工事中の家の中に
はいっていたくらい、「家」についた猫だったから、その庭の土になってくれると思うと
これでよかったんだと思いました。
小さな生き物に18年支えられて
わが家は楽しいことも沢山ありました。
偶然、もらった猫だったけど、わが家にきてくれて本当にありがとう。
感謝してもしきれない感情が、今、涙となって
朝から止まりません。
気が済むまで泣きたいと思います。
本当にありがとう。
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